何て書いてあるの？開運！南無妙法蓮華経！「妙法蓮華経　分別功徳品 　第十七」（現代語訳）

妙法蓮華経みょうほうれんげきょう　分別功徳品ふんべつくどくほん　第十七だいじゅうしち（現代語訳）

さて、大衆は如来の寿命が果たしなく長いという事を説かれると、たいへん喜びました。世尊は弥勒菩薩に告げられました。

「私が如来の寿命の長さについて説くとき、多くの菩薩たちは心の安らぎを得る。そして陀羅尼を得る。またこれらの一千世界を構成する原子の数に等しい菩薩たちは雄弁さを獲得し、二千世界を構成する原子の数に等しい菩薩たちは陀羅尼を獲得し、三千世界を構成する原子の数に等しい菩薩たちは不退転の法輪を転じ、このように多くの菩薩たちは何度も生まれ変わりながら覚りを得るでしょう。」

世尊がこのように説かれると、空中から曼陀羅華・摩訶曼茶羅華が降りはじめ、獅子座に坐っておられる多くの如来に、白色や淡い桃色の蓮華の花びらの雨が降りそそがれた。

また、多くの菩薩やその他の人々にも降り注いだ。

そして、辺りに栴檀の香りが空から舞い降りて、空中の上の彼方から、何とも心地よい深遠な太鼓の音が、誰も打ち鳴らしていないのに鳴り響いた。

そして、天空から幾千もの羽衣が降って来て、さらにたくさんの宝玉が釣り下がり、金色に煌めく高価な香炉が空中にひとりでに動き回った。