古事記と言霊。天照大御神やいろんな神様を調べてみよう!②

古事記

どうも。こうりゅうです。

さあ、やって来ました!天照大御神あまてらすおおみかみをご紹介して行きます。

天照大御神は天皇家の直接のご先祖様だそうです。

太陽神ですかね。

それでは、この天照大御神の生い立ちやらをご紹介して行きます。

◎天照大御神は伊邪那岐神から生まれました!

黄泉の国から逃げてきた伊邪那岐神は「自分はいやな、見る目もいとわしいけがれた国へ行ってしまった。みそぎをして身を清めなくては」と仰せになり、禊祓みそぎはらいをなさいました。

身に着けているものをはずす度に、様々な神様が生まれます。

すべて身に着けているものをはずした伊邪那岐神はみそぎをはじめます。

「上の瀬は流れが速い。下の瀬は流れが弱い」ということで中の瀬に潜り、身体をおすすぎになりました。最後に顔をおすすぎになります。

左の眼を洗ったときに生まれたのが、天にましまして照りたもう神である天照大御神。

右目を洗って生まれたのが、月の神である月読命つくよみのみこと

鼻を洗って生まれたのが、嵐の神で、勇猛迅速に荒れすさぶる神である建速須佐之男命たけはやすさのおのみことです。

伊邪那岐神はとても喜んで、自らつけていた首飾りを天照大御神に賜い「高天原を治めろ」と命ぜられました。

この首飾りはゆらゆらと揺らすと、美しい音がなります。

そして、月読命には夜の世界を治めるように命ぜられました。

また、建速須佐之男命には海原を治めるように命じられました。

ところが、建速須佐之男命は、国を治めず、泣きわめいてばかりいました。

須佐之男命が泣いたことで青々とした山は枯れ、河と海もことごとく干上がってしまいました。

伊邪那岐神は心配して「どうして国を治めず泣いてばかりいるのか」と尋ねると、須佐之男命は「亡き母の黄泉の国に参りたいのです。だから泣いているのです」と答えました。

伊邪那岐神はお怒りになり「ならばおまえはこの国に住んではいけない」と言われて追放しました。

今も昔も、母の愛は偉大で、父親の愛ではカバーできないんでしょうね。

◎天照大御神と須佐之男命

須佐之男命は、伊邪那美神に会いに行く前に、天照大御神にあいさつしようと思いました。

須佐之男命は心が荒らぶっているので、天に舞い上がる時、山、川、土が揺れ動きました。

天照大御神はその異様さに驚いて、男装をし、武装して待ち受けます。

天照大御神は須佐之男命へ「なぜ高天原へ来たんですか」と尋ねます。

須佐之男命は「私はやましい心はありません。伊邪那岐神に追放されたので、そのことを申し上げようと思い参りました」と言いました。

天照大御神は信じようとしないので、「誓約」という占いを行って子を生みましょうということになりました。

天照大御神が生んだのが5柱の男神でした。須佐之男命が生んだのが3柱の女神でした。

須佐之男命は「自分の生んだのは清らかな女神なので自分の勝ちだ」といって調子に乗って暴れだします。

機織小屋に、皮をはいだ馬を投げ入れ、それに驚いた機織姫が死んでしまい、これがきっかけで天照大御神は天の岩屋戸を開けて、洞窟に引き籠ったわけです。

すると、世界は真っ暗になり、昼が来ない夜だけの世界になりました。

天の岩屋戸

さて、有名な天の岩屋戸から天照大御神出てこられる話をします。

天照大御神が今で言う「引き籠り」状態になったので、八百万の神々は困り果てました。

天の安の河原に集まって、いろいろと考えを巡らせます。

しかし、良い考えは出てこなかったので「知恵の神」で知られる思金神おもいかねのかみに相談することに決めました。

考えた策は「祭り」でした。

まずは、ニワトリが集められ一斉に鳴かされました。ニワトリが鳴くと太陽が昇ることから、ニワトリを鳴かせることは太陽の出現を促す呪術でした。

次に、天の安の河の上流にある天の件意思を取り、天の金山の鉄を取り、伊斯許理度売命いしこりどめのみことに命じて鏡を作らせ、また玉祖命たまのおやのみことに命じて「多くの玉を緒に通した飾り」を作らせました。

これで必要な神器が揃いました。

ちなみに、この時に作られた鏡と玉が「三種の神器」のうちの二つになります。

そして、祭りが始まりました。

天照大御神が隠れた天の岩屋戸のすぐ脇には、腕力の神様である天手力男神あめのたぢからおのかみが隠れ立ち戸が緩むのを待ちました。

神楽かぐらが始まりました。踊り手は天宇受売命あめのうずめのみことです。女神です。

やがて上半身裸になって踊ったので、皆どよめきます。

それを聞いた天照大御神は不審に思い天の岩屋戸を少し開きます。

「高天原も暗闇のはずだけど、なぜみんな楽しそうにしているの」とおっしゃるので、天宇受売命は

「あなた様よりも尊い神がいらっしゃいます。だから私たちは、喜び、笑い、踊っているのです」と申し上げました。

天照大御神はもう少し天の岩屋戸を開けます。そこへ、八尺の鏡を差し入れると、天照大御神の姿が映るわけですが、自分と同じような太陽の神がいると勘違いしてびっくりされます。

その隙をついて、天手力男神が天照大御神を引き出したので、高天原に光が戻ったというわけです。

ここで読み解くのは、祭りは楽しいということ。

歌って踊ると、天照大御神でさえ引き寄せるので、明るく笑顔で、喜び、笑い、そして踊りましょう!

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