古事記と言霊。天照大御神やいろんな神様を調べてみよう!①

古事記

どうも!こうりゅうです。

みなさんは古事記こじきってご存じでしょうか。

西暦700年ころに書かれた書物です。天皇の指示によって書かれたようです。

日本の神話であり、日本人のルーツがここに詰まっています。

敗戦とともに、学校教育で取り上げられることもなく今に至っていますが、戦後生まれの日本人が古事記のすばらしさに気付き、解説書を出版したりSNSで配信したり、戦後レジームの脱却へと向かっているのではないでしょうか。

古事記を知ることで、日本人として生きていく羅針盤ともなりますので皆さんにお伝えします。

たぶん、今回で終わりそうになく、長く続くと思うので、最後に「①」とつけました。

◎別天神ことあまつかみについて

天と地の神様で、最初に現れた特別な神様なので「別天神」といいます。5神います。

1)天之御中主神あめのみなかぬしのかみ・・・この世の始まりの際に最初に誕生した神。宇宙の根源の神。

2)高御産巣日神たかみむすひのかみ・・・2番目に生まれた神。天照大御神あまてらすおおみかみと関係が深い。

3)神産巣日神かみむすひのかみ ・・・3番目に生まれた神。出雲系の神々に手助けをする。

4)宇摩志阿斯詞備比古遅神うましかしあびこぢのかみ・・・4番目の神。活力の神。

5)天之常立神あめのとこたちのかみ・・・5番目の神。天の神。

天之御中主神あめのみなかぬしのかみが一番最初の神です。いわゆる「ビックバン」です。「おむすびころりん」のおむすびは高御産巣日神たかみむすひのかみ神産巣日神かみむすひのかみからの由来でしょうか。

◎国土をつくった伊邪那岐命いざなぎのみことと伊邪那美命いざなみのみこと

2神は、先に現れた天の神々から、水の上に油のように漂う国をしっかりとつくるようにと命じられました。

国生みと神生みについて

そこで2人は、あめ浮橋うきはしに立ち、矛を海の中に入れて引き上げました。矛先から塩が落ちて、固まってできたのが淤能碁呂島おのごろじまです。

淤能碁呂島で、二人は子供をつくるのですが、おもしろいことに最初の声掛けからはじめます。

二人で柱の周りをまわって、伊邪那美命(妻)は右から、伊邪那岐命(夫)は左からまわりであったところで妻から「ああなんて素敵な男性でしょう」、次に夫が「なんて素敵な女性だろう」と声かけして子供を作ったのですが、生まれたのは「水蛭子ひるこ」で骨のない子でした。

二人は水蛭子を葦の船に入れて流してしまいました。

天にいる神様に相談したところ、やはり女性から声をかけたのが悪かったというので、あらためて夫の方から声をかけて交わると、無事に島々が生まれたといいます。

このエピソードで思うことは、「モーションをかけるのは、男からというのが正道」ということではないでしょうか。

この形が正しいかたちで、女性から告白するのではなく、男性から告白すれば万事うまくいくということでしょう。

さらに言えば、「何事も男性が主導してぐいぐいひっぱっていく」のが正しい姿なのかもしれません。

そんなわけで、私たちが暮らす島々をまず生み(国生み)、その後に山や川、草木なども生みました(神生み)。

伊邪那美命いざなみのみことの死について

そして、2神の間に火之迦具土神ひのかぐつちのかみという火の神が生まれます。女神はこの時大やけどを負い、亡くなってしまいました。

伊邪那岐命は、悲しみのあまり火之迦具土神を剣で切り殺してしまいます。この時、剣についた血が岩に飛び、そこから剣神・建御雷神たけみかづちのかみが生まれました。

ちなみに、建御雷神は出雲の国の国譲りに関係する神です。

伊邪那岐命いざなぎのみことと伊邪那美命いざなみのみことの永遠の決別

伊邪那美命を救出すべく、伊邪那岐命は黄泉の国へ向かいます。真っ暗闇の世界です。

伊邪那美命に「一緒に帰ろう」と言いますが、黄泉の国の食べ物を食してしまっているので帰れないと言いました。

ですが、「黄泉の国の神に許しをもらうまで私の姿を見ないでください」と言われましたが、見てしまいました。

伊邪那岐命の姿はウジがわいていました。また、恐ろしい雷神がとりまいていました。

伊邪那岐命はそれを見て、恐ろしくなって逃げます。伊邪那美命は「見~た~な~」とおぞましい姿で追いかけます。

なんとか逃げ切った伊邪那岐命は黄泉の国とこの世をつなぐ入り口を大きな「千引の岩」でふさぎました。

大岩を挟んで向き合った2神ですが、伊邪那岐命は夫婦の離別の呪文「事戸」を述べると、伊邪那美命は「あなたの国の人々を一日に千人絞め殺しましょう!」と恐ろしい声をあげました。伊邪那岐命は「私は一日に千五百の産屋を建てよう!」とおっしゃいました。

これが、二人の永遠の決別となりました。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

黎明期ともいえる時期の、日本の神々を紹介しました。

次回はやっと「天照大御神あまてらすおおみかみ」が登場します。

ご期待ください。

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