学問のススメ。ぜひ参考にして!独学!宅地建物取引士資格試験合格体験記

宅地建物取引士

さて、僕は2013年度宅地建物取引士資格試験に合格し宅建士になりました。完全に独学でした。会社の仲間にアドバイスして喜ばれたので、その事を詳しくお伝えできたらと思います。ちなみにその仲間は無事合格しました。合格に費やした期間は2年です。600時間くらい費やしました。3回受験しました。1回目はお試しで受験し、2回目は本気で1年間勉強しましたが1点足りずに落ちました。3回目は33点のぎりぎりボーダーラインで合格しました。

独学で使用した教材は何?おすすめは?

1)「フォーサイト」のバリューセット(基礎+過去問)DVD

講義内容も分かりやすくて良かったです。価格も5万円程度とリーズナブルな価格でした。目からうろこだったのが、通常「権利関係」から勉強する人が多いんですが、理解しやすい「宅建業法」から勉強した方がいいということでした。あと、インプットしたら比較的簡単な問題を解いてアウトプットするといったことをこまめに行い、だんだん問題が解けるようになってくると面白くなって、いつしか「あっ、これ合格するな」と確信するようになりました。

2)「らくらく宅建塾」の過去問集

過去問集のみ使用しました。「権利関係」「宅建業法」「その他の法令」の3種類です。「権利関係」はフォーサイト側のアドバイスで、試験に良く出る部門に絞って勉強しました。「宅建業法」問題集1冊を全部解くのに最初は1か月以上かかっていたのですが、やがて1週間で解けるようになり、受験前の9月末には1日で解けるようになっていました。過去問を何回も何回も解くことが大切です。しかし、注意することがあって、何回も解きますから正解率も上がって行きます。これは、ただ4択のどれが正解か覚えてしまっているだけの場合があるので、きちんと内容を把握して正解するようにしましょう。例えばこの問題はこの部分が間違っているから×とか、説明できるようになったほうがいいです。あと、僕はちなみにこの問題集を10周くらい解きました。

3)出る順宅建士直前予想模試(LEC)

低価格で良質な直前模試で近くの書店で購入しました。3回分収録なので6月、8月、9月と自宅で行いました。フォーサイトのアドバイスでは簡単な「宅建業法」から問題を解き、最後に「権利関係」解いた方がいいということです。僕もこの方法が合っていて、制限時間2時間の試験ですが、1時間で「宅建業法」「法令上の制限」「その他の法令」「経済白書・統計」を解き30分かけて「権利関係」、残り30分で全体的な見直しを行いました。模擬試験を行うことで、10月の本試験までに「型」が出来上がるので、合格する上でとても重要です。

4)解く所要時間を考える

50問2時間の試験です。1問の中に4つの問題があり1問の制限時間は約2分25秒、1つの問題に要する時間は36秒です。この時間を意識して解いていきます。

平日の勉強時間や、休日の過ごし方は?

1)平日は必ず1時間勉強する

毎日1時間は勉強するように決めていました。仕事が終わって夜10時に帰宅すると、子供達が起きていた場合勉強できないので、近隣スーパーの駐車場に車をとめ、明かりを頼りに勉強して帰宅しました。疲れて勉強できない時はひと眠りして、午前5時くらいに起床して勉強していました。昼休みに15分程度勉強していました。

2)休日は3~6時間勉強する

続けては無理なので午前中2時間、午後2時間、夜2時間と分けて計6時間勉強していました。お酒は勉強が終わってから飲むようにしていました。

3)栄養剤について

仕事がやっと終わって勉強すると眠たくなるので、カフェインが入っている栄養ドリンクや栄養剤を飲んで、気合を入れて勉強していました。覚醒作用があるので、勉強に集中できて良かったです。

試験当日のタイムスケジュール

1)事前に会場の下見をする

必ず、試験日前に試験会場の周辺を視察した方がいいです。当日は当然遅刻厳禁なので会場までの所要時間を把握したり、事前に視察しておくとストレスなく現場へ向かえるので、「試験会場へ到着するだけでヘトヘトで試験どころではなくなった」ということもなくなります。実際、僕自身一番最初の試験は駐車場選びに失敗して、試験会場へギリギリ入場になってしまい、受験前から疲れはててしまいました。

2)試験当日は朝10時00分に現地に到着しましょう

試験は午後1時から午後3時までの2時間です。僕は公共機関を利用して会場へ行くのにストレスを感じるので、自家用車を利用して会場へ向かいました。午前10時に会場周辺に到着しあらかじめ予定していた駐車場へ車をとめました。少し離れた安めのパーキングです。そこで朝食と昼食を兼ねた食事を済ませて、試験前の最終チェックを行いました。そして目覚ましに栄養ドリンクを飲みました。

3)試験会場へは午後0時入りで

試験会場は1時間前には開放されるので、午後0時に教室へ入ります。その時、資格学校の方が試験会場の門のところにたくさんいて、配布するパンフレットに「直前予想問題」が掲載されています。3回受験した僕には分かるんですが、この予想問題が結構本試験で出題されたりするので、2社くらいもらって解いてみた方がいいです。

その他、メンタル面で伝えたいこと

1)合格した自分を想像する

日頃から、合格した時の事を想像して勉強するとモチベーションも高くなり、楽しく勉強できるようになります。僕の会社の仲間は落ちまくっていたので、最初に合格して「すごいね!」と言われるのを想像をしながら勉強していました。実際、想像通りになり「宅建士」になることで出世するきっかけにもなりました。

2)自分を信じること

宅建の合格までの必要な勉強時間は400時間と言われています。実際、僕は600時間必要でした。学歴とか関係なく、単純に一生懸命勉強すれば合格します。努力は報われますので、自分を信じて勉強しましょう。

3)合格祈願を行い試験は「強気」でのぞむ

1年に1回の試験です。一生懸命勉強すると最後に残るのは「神頼み」です。僕は合格祈願でお寺に行って拝んでもらいました。そして試験の日には「試験問題」と心の中で喧嘩して解いていました。「そのひっかけ問題にはだまされないぞ」とか「これは2が正解だ。間違いない」と試験問題と心の中で会話し「強気、強気、強気」で臨みました。「あれだけ勉強していたんだ。この選択で間違いない」と強気でした。

4)回答した番号を原則変更しない

考えて考えて導き出した最初の答えが合ってる場合が多いです。試験問題を一通り解いた後に見直しを行いますが、それは解答用紙のマークシートへの記入が自分の選択した番号と間違っていないかをチェックするのみにして、「やっぱりこっち」と変更しない方をおすすめします。

宅建士はおすすめの資格か?

僕は断言します。おすすめの資格です。国家資格の中では簡単な方ではありますが、勉強が得意な方でも気合を入れないと合格できない資格です。実際、薬剤師の先生方も受験される方がいましたが、薬剤師の資格試験の方がはるかにレベルが高いのですが、不合格になっていました。合格率16%くらいの資格試験なので、合格すると一目置かれますし羨ましがられます。また、400時間以上勉強することになるので教養が身に付きます。読解力も身に付きますので、仕事にも何かしらいい影響があるでしょう。資格手当も支給されている企業が多いので、金銭的なリターンも期待できます。そして自分に自信ができます。ぜひ皆さんもチャレンジして取得しましょう!

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